周りと違う子育てに悩むママへ 

「甘えさせすぎじゃない?」と言われたことはありませんか?

 

こんにちは。TOKOです。
LINE上のお悩み相談で多かったものにお答えしていきます。

 

この話を知っているだけで、

「甘えさせすぎじゃない?」と周りから言われても、

自分と子どもにとって大切なものを見失わずに選択していくことができます。

ぜひ最後までご覧いただき、

親子関係のアップデートにお役立てください。

 

動画はこちら↓

今日のテーマは「甘え」についてです。

 

あなたは子育てをする中で

こんなことを言われたことはありませんか?

 

「甘えは駄目」だとか

「甘やかすからなかなか自立できないのよ。」とか・・・。

 

そして、甘えさせることに抵抗があったりしませんか?

 

たしかに、「甘え」というのは「自立」と反対の言葉のように思えます。

 

なので、「甘えは駄目だ。」「甘えさせると自立できないよ。」

そのように言われると・・・、そんな気もしますよね。

 

でもこれ実は逆なんです。

 

「甘えられる時代に十分甘えた人が自立できる。」

 

心の成長の仕組みを知ることによって甘えの大切さがわかりますので、

簡単にご説明したいと思います。

 

生まれてきた時、

子どもは親に100%依存した状態です。

 

そこからどのようにして自立への道を向かうのかというと、

あるサイクルを繰り返すことによって心の成長を遂げていきます。

 

まずは子供は「甘え」を出してきます。

いろんな形で出してきます。

 

スキンシップや「抱っこして。」というのも甘えですし、

よくスーパーで見かける光景、「あれ買って~。」っておねだりすることも

甘えのひとつですね。

あとは、もう自分でできるようなこと、

たとえばもう自分で靴が履けるようになっているのに

「靴を履かせて~。」とか「服を脱がせて~。」とか

お願いしてきたりすることもありますね。

 

そういった「甘え」というものによって、

子供は何を得たいのかというと

安心感です。

 

甘えを出してそれに応えてもらえることによって

子どもは安心感を得ます。

 

そうやって安心感・安心ポイントを貯めていきます。

 

そしてたくさん安心ポイントが貯まると、

自分でやってみようという意欲につながります。

 

というのも、

安心感を得られる状態というのは安心ではあるけど

退屈で不自由なんですね。

 

安心感に包まれていると、

自分の思い通りにはできない不自由さを感じ始めるんです。

 

それで、「自分でやってみよう。」という意欲が出てきます。

 

その意欲がムクムクと大きくなって「自立」に向かいます。

 

その時子供は「自分でやる!」「自分で自分で~。」という時期に入ります。

これの最初が、2歳ぐらいのイヤイヤ期というものに当たります。

できるできないに関わらず、「自分でやってみたい!」というチャレンジ意欲、

これが前面に出てくる時期です。

そして自分でやってみた結果、うまくいくこともありますし

うまくいかないことも当然あります。

 

失敗したりうまくいかなかったとき、

安心ポイントがぐぐっと減り、

不安になります。

 

そうすると子供はどうするかというと、

またママの所に戻ってきます。

 

そして甘えを出してきます。

 

どういった形で出してくるかは人それぞれだと思いますが、

「ママ~」と言って寄ってきて「抱っこして~」と出す子もいますし、

駄々をこねたりとか、癇癪という形で出す子もいるかもしれません。

 

どういう形であれ、不安な気持ちを安心させてほしいという

望みが根底にあります。

 

そこを理解して、減った安心ポイントを埋めてやるように親が甘えに応える。

 

そうするとまた安心ポイントを溜めていって、

いっぱい溜まったら、再度チャレンジ・自立の時期へと向かいます。

 

このサイクルをぐるぐるぐるぐると

何回も何回も繰り返すことで、

子供は徐々に安心感というものを

底上げして行きます。

 

これが子供の心の成長の仕組みです。

 

これを知っていると、

甘えというものが一概にダメだというふうには言えない

というのが分かると思います。

 

HSCや子育てハッピーアドバイスシリーズについて

本を出されたり講演活動をされている

明橋大二先生によると、

 

思春期や青年期で自立につまずくのは、

実は小さい時甘えていい時に十分甘えることができなかった

そういう人が多いそうです。

 

これは親の愛情が少なかったからというわけではないのですが、

 

ただ子供の側から発せられた甘えを十分に受け止めてあげるということが

子供の心の成長にとって大切だということは分かっています。

 

子供が甘えてきた時に、

それが「甘えだからダメ。」とか

「甘えじゃないから応えよう。」とか

そういう基準で判断するのが大切なのではありません。

 

大切なのは、子供がその甘えによって何を得ようとしてるのかなんです。

 

「安心したい。」というサインなのであれば、

それはその安心ポイントを貯めてあげるということに

フォーカスした方が親子関係はうまくいくし、

子供の心の成長にとってもプラスに働くかと思います。

 

もう一つ大切なことは、

このサイクルというものが子供のペースで動いていく

ということです。

 

大人の側から大人の都合で

「今は甘えていい。今は甘えたらダメ。」というような

コントロールをするのではなく、

子どもの側から発せられたペースで発せられたタイミングで

それに合わせて受け止めてやる、

というのが大事になってきます。

 

私の世代は、ついつい「甘えは駄目だ。」という価値観を

なんとなく受け取って受け継いできている世代です。

 

「甘えというものは悪いものではない。

むしろ子供の心の成長には不可欠なものである。」

ということを知っているだけで、

子供の甘えに応えるということに

罪悪感を覚えずに応えてあげられます。

 

本当は応えてあげたいのに、「甘えたらダメだ。」

というなんとなくの価値観に沿ってしまうっていうのは

すごくもったいないなと私は思います。

 

子供のペースで発せられた甘えを受け止めるということ。

「そう思うんだね。」

「不安なんだね。」

と、精神的な甘えを受け止めるってことはどれだけでもしてあげていいんです。

 

もちろん「あれ買ってこれ買って!」などの物質的要求に応えるのか

という行動面を考えると、いい甘え・悪い甘えもあるんですが、

 

「甘えは駄目だ。」というその価値観は必ずしも正しいというわけではありません、

というのが今回の話です。

 

むしろ心の成長にとって、

甘えるべき時に甘えて十分応えてもらうということ

はとっても大事なんです。

 

ぜひご家庭でもお試しいただき、実践してみてどうだったかを教えてください。

また、今回の感想や今困っていることなども

LINEのチャットにて受けつけています。

またこうしてシェアさせていただきます。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。

必要な方に届きますように☆彡