次世代に通用する子育て

非認知能力って?

非認知能力を伸ばすためのポイント2つ

 

 

こんにちは。TOKOです。

 

今日の音声は

「非認知能力って何?」をお送りします。

 

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最近少しずつ注目されている非認知能力とは一体何でしょう?

 

IQとか知能という、学校のテストなどで点数化して測れる能力の事を

「認知能力」と言いますが、

非認知能力は認知能力のように数値化することが難しい能力です。

 

一言であらわすと、幸せになる力のことです。

IQが高くても、学力テストの点数が高くても、

非認知能力が低ければ幸せになりにくいということです。

具体的には、

「やり抜く力、目標に向かって頑張る力、自制・自律性、自己肯定感、他者へ配慮、コミュニケーション能力、論理的な思考力」などと言われています。

 

じゃあなぜ今、子供の教育で非認知能力に注目が集まっているのでしょうか?

 

それは一言で言うと、

時代が急激に変化してるからです。

 

AI時代が到来すると言われていて、

子供達が働き始める頃にはAIにとって代わられる

仕事がたくさん出てきます。

 

そんな時代を生き抜く子供達を育てる親や

教育に関わる先生達が出来ることは何だろう?

ということが議論されてきています。

 

私たち親は何ができるんでしょう?

 

ポイントとして二つにまとめてみました。

 

非認知能力を育てるために親にできること①


まず一つは、
前回の音声を聞いていただいた方は

その内容と被ってきますが、

子供に安心感を与えることです。

「いつでも助けてあげられるよ。」という安心感を与えるということです。

 

いつでも助けてもらえると思うと、

子供は安心を感じながらチャレンジすることができると

前の音声でお伝えしました。

 

そうやってチャレンジする中で、

非認知能力というものが培われるんです。

 

【子供が安心してチャレンジする意欲を出せるような環境を整える】

というのが私たち親にできることです。

 

 

非認知能力を育てるために親にできること②


それからもう一つは

子供のことを理解しようとすること。

何を考えてるのか、何をしようとしているのか、

黙って見守るということです。

 

これはなかなか難しいのですが、

子供のやってることを

「いいこと」「悪いこと」というふうにジャッジするのではなく、

観察するという姿勢がとても大事です。

 

つい口出ししてしまいそうになりますよね。

 

よほどの命の危険がある場合とかはすぐにストップさせたり、

制止させる必要がありますけども、

 

そうではない場合は、

何をしたいと思ってそれをやってるのか、

そういう好奇心を持って

子供のやってることを見守るということです。

 

これについては

私もすごく思い当たること、

見守っとけばよかったなって思うことがたくさんあります。

 

 

もっとおもしろがればよかった~


一番印象的で、今でも覚えてるのは、

息子の話なんですが、

息子が1歳半から2歳くらいの間の出来事です。

 

ちょうどトイレの場所を教えたりして

ちょっとずつトイトレの準備を始めたぐらいの頃でした。

 

ある時、晩御飯の準備に熱中していて

ふと気づくと、息子がいなかったんですね。

 

慌てて他の部屋も探すけどもやっぱりいなくて。

 

まさかと思ってトイレのドアを開けてみたんです。

 

そしたらそこに息子はいたんですが、

その息子の周りが雲だらけ、泡だらけだったんです。

 

その泡だらけの中に

ポツンと立ってる息子を見て、

その時私がとった反応は、

「何してるの!!!」っていう、

怒りに近いもの。

 

もちろん心配していた気持ちやびっくりした気持ちも

大きかったんですけども、

 

「何してるのーーー!?」って

子供からすると怒られているようにしか感じないような

反応をしたと今は思います。

 

今思い出すと、

なんか本当にすごく笑えてくるエピソードで。

 

息子が何をしたかというと、

トイレマジックリンみたいなのを

まずプシュッとやってみたんでしょうね、床に。

 

そしたら雲みたいな白いふわふわの物がそこにプシュッとついて。

 

それが多分面白くて全部の床面を覆い尽くすぐらいまで

プシュプシュやったわけです。

 

30回40回…どのくらいかかったのか

ちょっとわかんないですけど…。

 

もうとにかく床が見えないぐらい

泡で覆い尽くすぐらいやったわけです。

それを真剣にやってる姿を想像すると、

本当に愛しくておかしくて

あぁなんと素晴らしいというか、

「おもろいな~」というあたたかい気持ちになるんですけど、

当時の私はそういう余裕がなかったんですね。

 

晩御飯を作っていて忙しい時に、

掃除しなければいけないようなことをしてくれちゃって!

 

という気持ちがまず出ちゃった。

 

 

今から思うと、そこを面白がって

本当に何をしたかったのか、

どういう光景を想像してそれをやったのか

その光景を見てみてどう感じたのか

当時の息子に聞いてみたいなって思うんです。

 

実際に今の息子に聞いてみたら、

息子自身もこのことを覚えていました。

 

でも「怒られた」ということをセットにして

覚えてしまってました。

 

すごくもったいないことをしたなと思いました。

 

大切なのは、親のゆとり


こうやって

何か自分が知りたくて能動的にやる行為とか

言葉を発してみることとか、

そういうことを全て見守る、

黙って理解しようとする、

そういう姿勢ってやっぱり

お母さんの余裕がないとできないことだなって

すごく思います。

 

頭ではそういうふうに対応したほうがいいってわかってても、

本当に納得して肚落ちしていないと、

いざっていう時、

その光景をさっと見た時に

なかなかすぐに理想通りの対応はできないです。

 

私自身もそういう経験をたくさんしてきて

チャレンジの芽を摘み取ってしまったなって

いう反省もあります。

 

なので

「非認知能力を伸ばすことがいいんだよ。」って

いう情報を得るのもいいんですけど、

それを本当に理想通りに行動するためには、

お母さん自身の余裕があったり

お母さん自身の体験を他のお母さんと共有したり

そういう場所があればいいなって

強く思います。

 

今、私が主催している親育ちコミュニティ「momcomマムコム」では、

学校が苦手な子供を持つママたちが情報を共有したり思いを共有できる、

そういうオンラインスペースを作っています。

 

それだけではなく、

私がお伝えできる知識・ワーク・本の紹介など、

気持ちを整理するためのスキルを身につけていただけるような

ミーティング・セミナーも開催しています。

 

そういう環境を作ることで

お母さんに余裕ができ、

自分が理想と思っていることを行動できて

すごく自信になります。

 

愚痴を言い合うだけで終わるのではなく、

お互いが一緒に成長していけるような居場所になればいいなと

いつもmomcomというコミュニティの在り方を考えています。

今日の音声は、

非認知能力について、

今注目されている非認知能力はどんな能力なのか

ということと、

 

親にできることは

何なのかなっていうことをお伝えしました。

 

音声を聞いて一言でも感想をいただけると嬉しいです。

 

最後まで聞いていただいてありがとうございます。

 

必要な人に届きますように。