8月29日(土)に開催した、インスタライブにご参加いただいた方々、
ありがとうございました!
聞きづらい部分が多々あったかと思いますので、HSC子育てカウンセラーのあゆみさんのお話された内容を簡単にまとめてみました(^^)/
必要な方に届きますように☆
HSCが集団生活を送る上で、保育者として気をつけたいこと。
- HSCにとって集団生活はけっこうしんどいものだということを知っておくこと。(刺激をキャッチする感度は、HSCではない子の1000~10000倍ともいわれる。)
- HSCと保育者との間に安心の土台を作ることが大切。
- 安心の土台ができれば、HSCが自ら動けるようになる。
- 受け止め・・・「そうかぁ。話してくれてありがとう。」「大丈夫だよ。」
- 共感・・・「いやだね。」「こわいね。」「あついね。」
- 提案・・・「○○(安心できる場所)に行こうか?」「本読もうか?」
- NGワード・・・「ほら、みんなやっているよ。」「これができないと1年生になれないよ。」
HSCの慎重さのために、選択するのに時間がかかる時は?
HSCは以下のような状態に置かれている可能性がある。
- あらゆる角度から、あらゆる可能性を考えている。
- 選択しなければならないという状況にプレッシャーを感じている。
- 時間に追われて焦っている。
- 疲れている。
- そもそもやりたくない。行きたくない。
基本は、「待ってあげる。」
とはいえ、時間の制約もあることも多く、どこかで区切りをつける経験も大切。
①まずは、安心させる。「大丈夫。一緒にいるからね。」
②ひっかかりポイントを一緒に探る。
③選択肢を提示して区切りをつける。
大切なのは、一緒に考えてくれる存在と待ってくれることへの安心感があること。
「自分で選べた。自分で先生に言えた。」という成功体験を積ませてあげたい。
友だち同士の言い合いで、大人でもドキッとするような言葉が出てくることも…。傷ついているHSCへのフォローは?
どんな言葉なのかにもよりますが・・・。
HSCは、ささいな言葉でも極端に受け取ってしまうことがあるので、相手は傷つけるつもりがなく使ったストレートな表現に結構グサッとささることがある。
①共感「~って言われて悲しかったんだね。」
②自分と相手とのズレがありそうなら、認識させる。
*HSCの表情やしぐさ、体調などをよく観察すること。
言葉にはならないけど辛そうな様子が見受けられるようなら、その友達と距離を取らせることも必要。
集団生活の中で、自分一人の時間や環境を変えてあげた方がよさそうな時は?(耳をふさぐ、机の下にもぐるなど)
- 静かな部屋・落ち着ける場所の確保(本コーナー、カーテンの裏、職員室など)
- 安心グッズを持たせてあげる(お気に入りのタオルなど)
まとめ
今回は、保育者としての立場からいただいた4つの質問に答える内容でした。
HSCにとって、家庭以外の場所で過ごすことには多大なエネルギーを必要とします。
HSCの集団生活を円滑に進めるには、ママだけでなく、保育者の協力が必須です。
HSCという概念を知って、「思い当たる子どもが何人か浮かぶ」という保育者の声をよく聞きます。
そうやってHSCを知った上で、「どのように保育の実践で生かしていけばいいのか」を学ぶ保育者の姿勢に感心すると同時に、
HSCの親として、ありがたく心強く思います。
ご質問者さま、ライブにご参加の方々、ありがとうございました!